蘇我クラス「たんけん・はっけん隊」

2016年9月6日(火曜日)。「最近のお天気、何かおかしいよね?」数十年前から繰り返す様になったこの言葉が、妙に現実味をおびてきました。風情ある日本の四季を子どもたちに引き継ぐためにも、できる事からコツコツ努力しないといけませんね。さて、久しぶりに青空の広がる中、後期最初のクラス取材に向かいます。今日は「蘇我クラス」です。

蘇我公園に到着し、早速カメラを取り出し、公園をクルリ。手慣れた様子で着々と準備を進めるのは、担当の長濱先生。すっかり慣れた手つきです。気付くと一番乗りのお友達がやってきました。長谷川寛人(ヒロト)くんとママです。今日は、園の急な行事や体調不良などが重なり、お友達の殆どがお休み・・・という訳で、今日のメルヘンは「ヒロト君クラス」になりました。

ファンファンでの行進中は、まだ眠そうなヒロト君でしたが、ちびっこマン体操・ひっつきもっつき・にんじゃってなんじゃもんじゃと踊り、どんぐりのお面で踊る頃には少しお目覚めのご様子。

この後、公園の中を「たんけん」にでかけます。目線を下げて、じっと観察すると、、、「いた!だんご虫」木の根っこや落葉の下。草むらや土のデコボコ。じっくり見ると色々な虫がいます。大行列するアリさんたち、登山隊の様に木の幹を登っています。頑張れ!!

「はっけん」がお気に入りになったヒロト君。ちっちゃな指を真っ直ぐ指して「はっけん!」「はっけん!」の連続。いろんな物を見つけていました。

ジージー、ミーンミーン。突然、蝉の声が大きくなりました。「こっちだよ~」と誘っているかの様です。でも、なかなかセミは見つかりません。確かこの辺り・・・鳴き声のした方にジーッとジーッと視線を集中します。

いまいした!やっと見つけたのは「アブラゼミ」。上手に隠れているので、なかなか木の幹と区別が付きません。が、よく見ると確かにいます、、、見とれていると「これ何?」ヒロト君ママが地面から何かを拾いました。「セミの抜け殻」です。殻の背がパックリ割れています。成虫になって飛び立ったのでしょう。セミ君、頑張ったね。

おやっ?木の根っこに何かを「はっけん」。何だ、これ?先生が先に仕込んでおいた「キノコ」です。

このキノコにシールや葉っぱを飾りをつけ、かわいいMyキノコを仕上げました。・・・今晩はキノコごはんかな?

お片付けの後、先生が取り出したのは、「さかな釣りセット」。磁石のぶら下がったしんぶん棒の竿。お魚にも磁石がついています。釣れた~!ヒロト君、エンジン全開です。おさかな釣りのコツを習得したヒロト君。次々と大きなおさかなをゲットします。先生もママも一緒になって盛り上がり、遂には二匹まとめてゲットできる様になりました。「やった!2こ~」「イエー~~!」拍手喝采。今日の金目鯛、じゃなくて「金メダル」です。

磁石って不思議ですね。何故くっつくのかな?NやSは知っていますが、未だに解明しきれていない未知のエネルギー。愚輩も未だに肌身離さず身に着けています。ピップエレキバン?(これって、魚釣りに使えそう・・・)

今日はここまで。最後に「アンパンマン」を踊り、お別れのご挨拶もしました。そして、最後に記念写真をパチリ!

今日は「たんけん・はっけん」の日でした。カメラを回しながら、日頃何気なく見過ごしいる事の多さに気付かされました。「身の回り」をゆっくり眺める時間も大切にしたいものです。お陰様で良い取材ができました。ヒロト君、ママ、先生、ありがとうございました。蘇我クラスのみなさん、次回は11月に伺います。(K.I.)