「紙ふぶき」(2016.1,21)

新年を迎え3週間が過ぎると、オトソ気分も抜け、パワフルな日常が戻ってきます。今日は2016年1月21日木曜日。今年初の取材は「紙ふぶき」です。さてさて、どんな具合になるのでしょうか?

会場は、成東保健センターの2F和室。着々と準備を整え、みんなを優しく迎えてくれるのは、元気いっぱいの岡崎先生。お友達とママたちが集まり、ご挨拶代わりに出席シールを貼り終えると、和室が運動場に変わります。

ファンファンが聞こえ始めると、いつもの様に行進が始まりました。カメラ越しに見ていると、観察力が上がるのか、みんなが急に大きくなった様に感じます。表情もはっきりし、歩き方もしっかりしてきた様です。子どもたちを見ていると確実に日を重ねている事に気づきますね。ん?その分オジさんはオジイさんになったという事か!

輪になってご挨拶の歌が始まりました。大きな声で「ハーイ」小さな声で「ハーイ」。この後ポンポンを逆さに持って(マイクのつもり)自己紹介をしました。

ハム太郎を踊り終えると、先生が新聞紙を持ち出しました。みんなでビリビリ破リッコが始まります。小さく丁寧にビリッビリッ、力任せにバリバリ!エンジン全開ですね。

しばらくすると、先生が大きな袋いっぱいの紙ふぶきをばら撒きました。みんなの目がカッと開き、キラッと光りが増します。歓声が上がり紙吹雪が舞いあがるまで殆ど時間はかかりませんでした。「わー」が「ギャー」に変わります。

今日の遊びは「紙ふぶき」。これ一つに決めていました。紙ふぶきがまた一袋追加されると歓声が倍になります。最初は天井向けてバラバラバラ。次はママにバラバラ!家では決してできないド派手な遊びです。ママも楽しそう。

首筋がムズムズし始めると我慢できないくらいくすぐったいのです。おまけに手を入れてもなかなか取れない。(取れた!)これまた可笑しくなります。事前に説明があったフード付きの服やレインコートが威力を発揮する訳です。

まだまだ続く「紙ふぶき」。お友達の一人が傘をさしています。ママが上からバラバラバラ~、でも傘でよけられます。お友達も一緒に入って、バラバラバラ~!子どもたちに笑顔が溢れます。思わずママも写真をパチリ!

気が付くと部屋中紙ふぶきだらけです。中央はほぼ足の踏み場もありません。走りこんでツルツル滑って遊ぶ子が現れると、寝そべってしまうお友達も現れます。砂場気分なのか、芝生気分なのか、ともかくゴロリと寝そべって「おお、いい気分やな」ってところでしょうか。

無数の紙ふぶきに埋もれてゴロゴロしているかと思えば、1枚の紙切れに注意を絞り、丁寧に見つめてるお友達もいます。お気に入りの模様でも見つけたのでしょうか?おやっ、お星さまが混ざっています。この中からそれを探し出そうという訳です。集中し始めると本当に探し当て、何枚も集めるのです。子どもの本気って素晴らしいですね。

畳のお部屋というだけでも盛り上がるのに、畳が見えないほどの紙ふぶきが舞い上がると、正に夢の国ですね。気付くとママも童心にかえっていましたよ。時間が迫ってきたので、ここいらで記念写真!みんな集まって、ママ全員で今日一番の紙ふぶきを舞い上げました。大歓声でした。そろそろお片付けの時間です。周りの雰囲気を感じとっているのでしょうか、ママが掃除を始めるといつの間にかお友達も一緒にお掃除を始めています。

「紙ふぶき」は後の始末がなかなか大変です。全員が畳にへばり付いてコツコツと目地の隙間の1枚まで丁寧につまみ出します。ここでも子どもたちの集中力が大活躍です。粗掃除で集まった袋2つ分の紙ふぶきは、また来年使います。こうしてまた少し量が増える訳ですね。仕上げは電気掃除機。お部屋の隅までしっかり逃さずお掃除します。でもきっと何枚かは残っていますね。(ゴメンナサイ、、、)今日はここまで、最後に踊ってお別れをしました。先生、お母さま方、本当にありがとうございました。子どもたちにもありがとう。では、また来月お会いしましょう。うそう、この夜、お風呂に入ろうとアンダーシャツを脱ぐと、紙吹雪が一枚ホロリと床に舞い落ちました。まるで映画のエンディングの様なスローモーションでした。(事務局KI)