成東クラスの「お絵描きカサ」
6月4日から「虫歯予防週間」が始まりました。歯磨き・お手入れ、ちゃんとしていますか。食後の歯磨きを忘れずにね。で、念のために、食後の歯磨きは30分ほど時間を空けてからする方が良いようです。食後すぐは、口内が酸性化していて歯が傷つきやすい状態だそうです。30分ほど時間をおいてから磨いた方が歯には良いとか・・・と言う訳で今日は虫歯予防週間の真っただ中、6月5日木曜日。今日の取材は成東クラスです。成東クラスは春の号でも紹介しましたが、2001年から続くクラスです。二代目の先生として2010年から引き継がれたのが、現在の岡崎先生。大学生のお兄ちゃんから幼稚園に通う男の子まで、4人のお子さんを育てられている大先輩です。大抵の育児相談には理屈抜きに応えられる経験と、そこから養われた貫禄は、逆に自然な優しささえ感じさせられます。
さて、そんな岡崎先生の成東クラス。新年度を迎え、すでに3ヶ月が経ちました。お正月以来5か月ぶりの取材です。会場は、お馴染みの成東保険福祉センター。山武市役所に隣接した真新しい施設で、多くの機能を備えており部屋数も豊富です。メルヘンがお借りするのは2Fの和室。畳の感触と大きな窓から見える景色が解放感をそそり、思わず背伸びがしたくなるお部屋です。
岡崎一座の道具運びが終わり、お迎えの準備を済ませた頃、見計らったかの様に最初のお友達がやってきました。「おはよ~」元気な挨拶でお出迎えです。現れたのは、クレラップのクルミちゃんそっくりのおかっぱカットのお友達。(因みに、クレラップのCF姉妹。お姉ちゃんがクルリちゃんでクルミちゃんが妹だそうです。)楽しい登場シーンに先生も大喜びです。そうしている内にも次々とお友達が到着し、会場にメルヘンムードが立ち込めます。ふと気づくと雨でもないのにみんなビニール傘をもっています。そう、今日はカサにお絵描きをする日です。
ファンファンが鳴り始めると行進が始まります。卒会後で比較的小さな子どもたちが多く、まだおネムなのか、抱っこされたままのお友達もいます。輪になって座るとお返事が始まりました。大きな声でお返事を済ませると、今度は先生がマイクを回します。みんなが見つめる中、マイクをもって自己紹介をしますが、恥ずかしさと緊張でママに甘えて隠れてしまう子も少なくありません。このデレデレっとした恥ずかしそうな仕草が愛おしさを掻き立てますね。かわいい!!
その後、みんなからダンスのリクエストを募って「ハム太郎」を踊りました。ポンポンを持って踊り始めると、もう元気百倍です。幼児期の運動感覚は素晴らしいもので、抱っこされたままでも躍動しています。表情や目つきがパッと活気づくのに気付きます。この後、先生が大きな段ボール箱を2つ並べました。赤い箱と青い箱。それぞれ小さな穴が開いています。???・・子どもたちの集中力が高まったその時、バラバラバラ~と無数のプラキャップが畳にばら撒かれました。すると、堰を切ったかの様に子どもたちの歓声が爆発します。
ママも一緒にキャップを拾って箱の穴に運びます。赤と青のキャップがあり、色合わせをして箱に入れます。勿論、色に気付き、ちゃんと仕分けている子もいますが、ここはメルヘン。子どもたちはみな好きに入れています。それにしても、この凄い量のプラキャップ、2つ合わせて一つ一つテープで留められています。コツコツ作業もここまでくると、圧倒的迫力で、敬服の念さえ湧いてきます。
プラキャップが全部箱に入ると、次に先生が床置きのホワイトボードを3枚出しました。一緒に持ち出した小さな箱には、カラフルなカードが沢山入っています。このカード、マグネットシートです。△○□・・・大小いろいろあって、ボードに並べると何か楽しいお絵描きが出来上がってきました。これは興味深い。自由な子どもの発想法が前面に出ます。1枚、2枚と並べ始めると何かに見えてきます。特に意味のない造形でも、それが楽しいですね。そんな中、遅れて次のお友達がやって来ました。みんなから大きな声で迎えられ、早速カードお絵描きに参加しました。カードお絵描きは、このまましばらくの間楽しみました。
一度休憩を入れて、いよいよ「お絵描きカサ」の時間です。広い和室に持参のシートを敷き、カサを広げます。アンパンマンやトトロ・ドラえもん、他にもいろいろの型紙を下敷きにして、カサの内側にお絵描きをします。型紙をなぞってマジックペンでぐるぐるっとお絵描きしますが、型紙を外すと難解な現代アートになる事も。でも、なぜかアンパンマンに見えるのが不思議です。ついでに手にもお絵描き?したのか、マジックがべっとり。ママも覚悟していたかの様に優しく拭いてあげていました。童心に戻って真剣な表情で取り組むママも多く、きっちりなぞって見事な仕上がりです。完成度の高い作品もたたくさんありましたよ。
最後に先生が、ビニールパックに入った小豆でしょうか、みんなに配りました。振るとバラバラっと雨の音がします。映画で使う効果音さながらの演出です。「雨雨ふれふれ、母さんが、じゃのめでおむかい、うれしいな~」オリジナル傘に雨の音までもらって、楽しい梅雨の準備ができました。メルヘン流「あめふり」の完成です。で、イザ!記念撮影。自慢の傘を持って並びパチリ!
今日はこれでおしまい。輪になってお別れのご挨拶をし、ムギューもしました。梅雨時の楽しみ方「メルヘンのあめふり」終了です。北原白秋もどこかで微笑んでいる事でしょう。ビニール傘もこうやってオリジナリティーが出せると大切な傘の1本になりますね。普段粗雑に扱いすぎている事にも気付きます。是非、お家でもパパ用に愛情傘を作ってあげてください。きっと会社までさして行ってくれますよ。では、成東クラスのみなさん、今日はありがとうございました。次回は秋ごろですね。楽しみにしています。では(KI)