蘇我クラスの「かぼちゃバッグ」
今日は10月1日火曜日。メルヘンもいよいよ運動会シーズンに入りますが、まだ不安定な空模様が続いています。天候の都合で日程が決め辛かったり、延期や変更になる事もあります。今朝も雨は上がったのですが、室内か公園か迷った挙句、今日は室内でハロウィンの準備をすることにした中津恵美子先生。そう、今日はご存じ「蘇我クラス」の取材です。元気な子どもたちとママたちの顔を思い浮かべながらスタスタと南部児童文化センターに向かいます。「あの~、メルヘンの方ですよね!」すれ違いざまに掛けられた品のよい美女からの一言に、思わずフリーズ。はい!そうです!「上の子と下の子の二人でお世話になり・・・、いろんな企画をされて大変ですね。」。そうだ!メルヘンママだ!錆びた脳みそをひっくり返して記憶をたどります。「いえいえ、ママはもっと大変でしょう。」そんな笑顔のご挨拶を頂戴して、朝から事務局冥利に尽きる始まりとなりました。
さて、会場に到着すると先ず目に飛び込むのが「メルヘン看板」。そのドアを開けるともう先生が準備を始めていらっしゃいました。この会場を使う時は、お昼丁度にチャイムが鳴り退室しなければいけません。そこで、10分早めに始まり10分前に終了という予定です。(でもオーバーする事も多く、事務所の優しい方々のお蔭で片目をつぶってもらっています。ありがとうございます。)カメラを回し始める頃には、子どもたちとママたちが集まり始め、子どもたちはいつもの様に室内を駆け回ります。ママたちも楽しいおしゃべりをしながら準備を開始します。「ファンファン」が聞こえてくると、自然に輪が出来上がりメルヘンの始まりです。ママと一緒に歩く子、お友達と歩く子、先生の傍らにいる子、一人で好きに歩く子、本当に自由でいいですね。
輪になってご挨拶を済ませると「どんぐりコロコロ」が始まりました。かわいい歌と踊りで、寂しくなって泣いてしまうどんぐりの気持ちがヒシと伝わります。遊んでくれるドジョウさんにも感謝の気持ちが湧いてきますね。この歌には幻の三番があるそうで、リスさんが出てきて、どんぐりを葉っぱにくるんでお山に連れて帰ってくれるそうですよ。忘れかけていた懐かしい歌と踊りに出会った気がしました。一曲終わると、カセット?いやCDラジカセに集まり、ボタンで遊ぶのはメルヘンの遊びのひとつ。ゆっくり時間をかけて一緒にボタンで遊び、やっと鳴り始めたのは「どうぶつたいそう」。ママと一緒にぴょんぴょん踊る子の中でジッとラジカセの前で聞き入っている子がいます。不思議なのか、機械が好きなのか、真剣な顔で食い入る様に機械を見つめています。将来はエンジニアかな?曲が終わるとまたラジカセ遊びでした。
この後「ジャングルぐるぐる」でママと遊び、今度はポンポンの登場です。曲は「どんな色が好き」。先生やママの真似をしているのでしょうが、まだ曲には合いません。ポンポンを振るのが楽しい様で一生懸命フリフリする姿。これがかわいい。ダンスの後、先生が段ボール箱いっぱいの新聞ボールを床一面に撒きました。とにかく投げたり転がしたりして遊びます。その後、大きな口を開けた立派なウサギさんが登場。みんな知っているのか早速ボールをウサギさんの口に入れてあげます。箱の上から入れる子もいます。その後、先生が大きな布シートを出し、床のボールを集め始めました。何も言わないのに、みんないつの間にか先生のお手伝いを始め、ボールは全部シートの上に集まりました。
すると、シートを囲んでいた先生とママが端っこを握って持ち上げます。ボールが跳ね上がり、シートの上で踊り始めます。子どもたは大喜びです。一緒になって、だんだん過激になり、遂には背丈ほどまで跳ね上がりました。まるで大粒のポップコーンです。ボールが高く舞い上がり、歓声が一段と大きくなると、子どもたちとママの表情も何故か満足気に見えてきます。「出来上がり~」という先生の一声で焼き具合を確かめ、「もうちょっとかな?」という言葉を合図にまたポップコーンが始まりました。ボール遊びはしばらく続きました。
今度は傘を持ち出した先生。逆さに持って部屋の真ん中に座ります。玉入れです。まだ小さい子も多くママに抱っこされないと届きません。ママも一緒になってゴール・ゴールのラッシュです。一旦、傘の中のボールを段ボール箱に移して、第二戦が始まりました。いつの間にか床のボールはきれいに元の箱に片付いていました。お片付けもゲームにしてしまう先生、流石ですね。
次にシートを部屋の端に移し、子どもたち全員を乗せた先生。絵本には早いし、みんな何が始まるのか興味津々です。そこで先生、「スルスルって動くので、ママにお願いしますのチャリーンをしてください。」大型のソリですね。ママの手にチャリーン!「サン・ニ・イチ・ゴー!」シートを囲んでいたママと先生が端っこを持ち上げてスタートしました。スルスルスル~、部屋の反対側まで一気に動きます。瞬間「乗りたい!」そう思ったのは私だけではないでしょう。始めは少し不安気な表情だった子どもたちも、すぐに大大満足の様子に変わりました。
さて、ここで一旦水分補給です。手遊びと出席をとって、今度は絵本、いえ絵本ではなく「牛乳パックシアター」といった方がいいのかな、長~い紙を巻いてある2つの牛乳パックを転がすように解くと絵が変わりお話が進みます。ユニークな絵巻とお話に、すっかり引き込まれていました。次に取り出したのは、大きな恐竜のエプロン。くいしんぼうの恐竜さんが飛行機まで食べてしまい、お腹を壊すという大事件。最後は、お医者さんに治してもらったのでご安心ください。
ここからは「おもちゃ作り」の時間です。始めに書きました通り、今日はハロウィンの準備ですので、牛乳パックで「かぼちゃバッグ」を作ります。十の字に開いた牛乳パックを2枚重ねて組み合わせ、丸めると「かぼちゃ」が出来上がります。オレンジ色のかぼちゃに黒い目や口が付くと立派なハロウィンバッグの出来上がり!きっとパーティーの時には、いっぱいのお菓子が中に入るのでしょう。楽しみですね。
ここでチャイムが鳴ってしまいました。予定より少し長引きましたが、今日はこれでおしまい。チャイムの後はアンパンマンを踊ってお別れのムギューでした。来週は運動会をしたいという先生。気合を入れたテルテル坊主で事務局も応援します。では、お母さま方、子どもたち、先生、今日は楽しい時間をありがとうございました。そうそう、最後のモップかけも楽しそうでしたよ。また来ますね~。次回はクリスマス頃かな?(事務局KI)