東金フェスティバル&最後の行田クラス
前回ご案内いたしました「東金青年の家、春のフェスティバル」が去る3月16日(土)に予定通り開催されました。2月の中旬からの準備で少々不足気味の対応でしたが、先生方のご協力で無事参加にこぎつける事ができました。会場は言うまでもなく「東金青年の家」、千葉県立の施設で青少年の健全な育成を目的にした野外活動向けの施設です。通常はキャンプやスポーツ合宿など団体向けに提供されていますが、個人でも家族やグループで利用する事ができます。グランドや体育館、ホールや研修室なども整い、なんといっても宿泊施設や食堂まで完備されている事が嬉しいですね。
メルヘンも昨年から現在クラスを担当されている伊藤先生が、一旦休会になっていた「東金クラス」を復活させ、またお世話になっています。焼き芋大会などでのミニイベントを含め施設の方々には言葉ではお伝え出来ないほど良くして頂いています。さて、朝9時にJR「求名」駅で待ち合わせ会場に到着すると、既に大勢の中学生や団体の方々が集まり始めていました。あちこちから「おはようございます」と気さくな挨拶が飛び交い、イベント全体の一体感を感じます。場内各所に設けられた窓口には、地元の高校生らしき生徒さんたちが忙しく準備に追われ動き回っていました。駐車場で合流したのは、蘇我クラスの中津先生。急なお願いにも関わらず快く引き受けて頂き本当に感謝感謝です。
ご挨拶もそこそこに、早速、施設の小橋室長・並木主任から説明をうけ、準備に取り掛かります。オープンまであと1時間弱という状況がテンションを高めます。メルヘンは広場中央のテントが拠点。荷物を運び、看板を取り付け、おもちゃつくりの道具類をセットします。イベント用におもちゃ集のページを拡大しパネルにしました。完成品サンプルは伊藤先生がコツコツと製作されきれいに折り紙などの飾りも施されています。助っ人でお願いしたはずの中津先生でしたが、「パネルシアター」をお願いしたものですからいつも通りの大荷物です。オープンの案内が場内に流れ、いよいよ開催です。昼まではそれほど忙しくはないだろうと油断していると、開店早々に一組の親子さんが来場され早速ぴゅんぴゅうんロケット作りが始まりました。それを見ていたお友達がまた参加され、また参加され、で結局準備もそこそこの段階で、イベントサイズのレジャーシートは満員御礼です。
今回準備したネタは、「びっくりヘビくん」「こりへぷたー」「くるくるトンボ」「そうがんきょう」を含め5種類。定番の一番人気は「ぴゅんぴゅんロケット」です。余るほどのトレペ芯と新聞紙を持ち込んだつもりでしたが、昼過ぎには新聞紙が足りなくなり事務所で古新聞を頂き、事なきを得ました。昼過ぎに駆けつけてくださった岡崎先生も到着するなりシートに張り付き、子どもたちの群れに埋もれていらっしゃいました。集まった子どもたちの年齢やおもちゃ作りのタイミングを見計らって、「恵美子先生のパネルシアター」をはじめます。それまでおもちゃに夢中だった子どもたちが一斉にパネルに吸い寄せられます。幼児向けのシンプルなストーリーだからこそ、場に合わせた進行が光ります。歌ったり、話しかけたり、子どもたちも参加しながらどんどんぺネルに引き込まれてゆきます。中津先生のパネルはプロ超級です。ネタも数十種類あるそうで、対象の子どもたちに合わせてその場で選んで上演します。「何でも来い」のまさしくプロの余裕です。ちなみにエプロンシアターも同じくらいあるそうです。
他のコーナーはというと、本館中庭のステージでは、歌やストリートダンス、空手や和太鼓の演技、ミュージカルまであったそうです。と言うのも、残念ながらメルヘンも大賑わいでステージを鑑賞する時間が取れませんでした。また、中庭を囲む屋台では、「焼きそば」「たこやき」「おこのみやき」「から揚げ」「寿司」「うどん」など等いろいろ売られており、私たちも昼食用に関西ジャンクフードをシリーズで購入し美味しく頂きました。広場にも他にたくさんのコーナーがあり、見えなくなるほど高く飛ぶ飛行機やピザ作り(本当に焼いていました)や巨大なシャボン玉遊びなど、書ききれない程のコーナーに大勢のお友達が集まっていました。あっという間に15時になり本日は無事終了。
大勢のご家族に付きっきりで優しくして頂いた先生方。ご自宅はイベント用の部材でひっくり返っていたと思います。ご家族の方々にも感謝です。そして何より、大掛かりなイベントの準備で奔走された施設のみなさん、本当にお世話になりました。不気味なやっさくんとチーバくんも汗だくだった事でしょう。また呼んでくださいね。皆さんも次回は是非ご参加ください。(事務局KI)
先月末で11年続いた「船橋行田クラス」が惜しまれながらも休会になりました。行田クラスは平成14年2月にスタートしたクラスです。まだ子育て支援法もなく、巷の育児サークル全盛の時代でした。メルヘンも千葉県下に24ものクラスがありました。当時の担当は小林先生。昔の会員さんなら覚えていらっしゃる方がおいでになるかも知れません。思えば当時メルヘンに来ていたお友達はもう13~15歳の中学生になるのです。その後、平成16年4月に宗像先生に引き継がれ、そのクラスに参加されていたのが滝本先生でした。
そして、翌年平成17年4月から引き継がれ、これまで先生として8年間、行田周辺の方々と共に歩んでこられました。滝本先生は自力で保育士の資格を取得された努力家で、今ではメルヘンの中心的先生です。メルヘンの新記録に近い8年という経験の中で積み重ねられた多くのご努力と継続力が、先生の優しさの源泉なのかも知れません。またアシスタントとして、陰になり日向になりクラスを支えてこられたのが池田先生です。池田先生はお菓子作りの名人でミニパーティーやミニイベントでふるまわれる手づくりお菓子は絶品でした。また池田先生の読み聞かせは、本当に優しく子どもの目線に合わせたものでした。最高の組み合わせで続いた行田クラスでしたが、本当に残念です。
とは言え、そこは元気が一番のメルヘンクラブ。楽しくお別れをして、またの次の機会に期待をつなぎます。という訳で最後のイベントは「消防署見学」。いつもお世話になっている行田公園の真ん前にある地元の消防署(北消防署行田分署)です。最後のお誘いという訳で、卒会したお兄ちゃんやお姉ちゃんまで参加され大所帯になりました。日頃鍛えぬいた体力と精神力がそうさせるのか、署のお兄さん・お姉さんはとても優しくて、小さなお友達向けにも楽しくお話をし、いろいろな体験までさせてくださいました。中には子どもと一緒に消防服の試着までされるママも現れ、大盛り上がりのひと時でした。まだまだ乾燥した日が続きます。火の元には十分注意しましょう。
という訳で、お陰様で想い出に残る時間が過ごせました。署のみなさん、本当にお世話になりました。ありがとうございました。最後に滝本先生・池田先生、本当に長い間ご苦労様でした。これからもいろいろとアドバイスをして下さいね。では、みなさん、またお会いする日を楽しみにしています。メルヘンを卒会しても、元気百倍、毎日が絶好調!(事務局 KI)