中津先生と蘇我クラス

出掛ける時にはタオルを2枚、必ず持っていた先々週。それが嘘の様に、秋も終わりですよと言わんばかりの冬の気配。今日は10月5日、運動会シーズンですし、昼間だけでも暖かく晴れて欲しいものです。そう願いながら「メルヘンの運動会」を取材するつもりでいたのですが、今日はあいにくの雨。一昨日から先生は予期していた様で、雨ならハロウィンの準備をします、とメールを頂いていました。メールの主は中津先生。蘇我クラスを今年から引き継がれた先生です。他にもサークルを運営されるキャリア先生で、お天気の読みも鋭い!

JR蘇我駅から蘇我公園に向かい、通り過ぎて5分ほどで今日の会場「千葉市南部児童文化センター」に到着します。会場のまん前には神社があり、ホッとする空気に包まれています。南部児童文化センターは歴史を感じる建物で、子ども用の体育館の様な施設です。2階には和室や子ども向けのかわいい図書室もあります。メルヘンの会場は1階のホール、ステージ付きの体育館です。ドアを開けると、もう中津先生が荷物を運び終え準備を始めていらっしゃいました。おはようございます。挨拶もそこそこに早速ビデオの準備に取り掛かります。

カメラを回し始めた頃には、子ども達も集まり始め、会場の奥にセッティングされた受付場所には数組の母子が先生を囲んで楽しそうに話し込んでいます。この会場は子ども達もお気に入りの様で、入り口を入り、先ずぐるっと室内を一周すると、ゴロッと寝っ転がったり座り込んだり、外の雨とは全く無縁の様です。「毎日が運動会です。」そう言ったママがいた事を思い出しました。お陰様で運動会への未練もきれいに断ち切る事ができました。子ども達に感謝です。出席のシールを貼り、場内を走り回り、ママに甘え、お友達とふざけていると「ファンファン」が響き始めます。

先生のタンバリンが心地よくリズムを刻むとメルヘンの始まりです。曲の変わり目にラジカセの回りに集まり何やら相談するのは蘇我の伝統の様なもので、ゆっくり時間をかけて子ども達がスイッチを押します。次にかかったのは「むしとりあそび(とんぼ・ちょうちょ・かまきり)」。曲に合わせて身振り手振り・身体全体でで虫を真似ます。リズミカルな曲だけに、自作のダンスで楽しく踊り続け、虫のポーズはほぼ適当。そんな子もいっぱいいました。続いてかかったのは「おふろやさんにいこう」。題名通りお風呂屋さんにいって身体をごしごし洗い、お風呂に入るのですが、お湯を足でかき回す仕草がかわいくて、とても楽しい曲でした。お家でもお風呂の前に楽しめる曲ですよ。

この後「ひらいたひらい」で輪になって、大きくなったり小さくなったり。昔ながらのわらべ歌はメルヘンによく似合います。曲が終わると先生は大きな袋を持ち出しました。中から出てきたのは「クマさんのお面」。みんなに一つずつ配り、ママにかぶせてもらいます。勿論、曲は「むっくりクマさん」。すっかりエンジン全開の子ども達とママ達。どちらがクマさんかはあまり関係なく、好きに追いかけたり、抱きついたり。逃げてばかりのクマさんがいるのも、メルヘンらしさでしょう。ラジカセを片付けた先生は、1冊の絵本を取り出しました。「だるまさん」の絵本です。絵本の時間にしては少し早いかな・・っと思いきや、お話にあわせて、座ったり縮んだり転んだりします。そして始まったのは「だるまさんがころんだ」でした。ゲームの説明に絵本を使ったんですね。だるまさんって何?先ずこの疑問に答えてイメージを作りました。

「はじめのい~ぽ」。先生がオニになりお手本を見せます。次はお友達と一緒にオニになります。だるまさんがころんだ、で振り返ると皆がピタッと静止するのですが、要領が判ってくるとわざと走り回るひょうきんな元気者も出始めます。もう少し大きくなると、言葉の速さを変えたり、リズムを狂わせたり、それなりに高度な技もある懐かし遊びです。1から10まで数えるより「だるまさんがころんだ」の方がやはり楽しいですよね。元気な子ども達に良く似合う遊びです。ママも真剣に参加してくれて盛り上がっていました。

ここで先生が、バスタオルを用意して下さい、と説明します。ママが大きなタオルを取り出し「タオル遊び」が始まりました。フワフワしているだけで子ども達は中に入りたがります。ガバッと被せてあげると、オバQの様になってウロウロします。くるんで抱えてあげると赤ちゃんの様にかわいくなります。床に広げて乗っかると、ママが引っ張ってくれます。もう大喜びで子ども達はご満悦。最後は二人がかりで持ち上げてブランコです。広さもある会場ですが、こうなると体育館でも狭く感じますね。

一旦お片付けをして、今度は先生が大きなシートをステージ前に広げました。みんな良く知っていて自然とその上にしゃがみ込みます。先に手遊びで気を静めてから出席をとりました。そして先生が大きなボードを用意しショータイムが始まります。中津先生は本格的にパネルシアターをなさっている方で、仕掛けもお話も専門家なのです。今日はキツネのおばあさんがお土産をもって孫たちに会いに行くお話し。同じお話しでも子ども達の反応は必ずしも同じとはいえません。前にいる一人ひとりの反応を見ながら、楽しく進んでゆきます。終わる頃には皆真剣そのもので、引き込まれた様に静かになっていました。お見事でした。

気が付くともう終盤、手作りおもちゃの時間です。先生が「かぼちゃバッグ」の見本を見せながら、ハロウィンで使う事も説明します。早速、各自シートを広げ持参の牛乳パックを切り始めます。折りよく先生が切り方や重ね方を説明します。ママと向き合って、お手伝い?する子、近くにいて好きな事をしている子、ただ見ている子、中には場内を走り回っている子もいます。十文字の牛乳パックを2枚ずらして重ね、バッグの形に整えるとだんだんカボチャの姿が現れ始めます。そうなると子ども達の関心がそちらに向かいます。提げ手が付いて、顔を貼りこむと出来上がし。さっそく自慢げに持って見せにきてくれました。上手にできたね~(お母さん)。

おっと時間が来たようで室内のチャイムが鳴り始めました。お片づけの後はやっぱりアンパンマンでした。最後のお掃除も皆すすんでやっていました、と言うかモップかけ自体を遊びに変えてしまうママも素晴らしい!本当にご苦労様でした。楽しさ大盛りの蘇我クラスでした。元気百倍の子ども達とママ達。そしていつも自然体の先生。積み重ねたキャリアと揺るがない自信をしっかり感じました。みなさん本当にありがとうございました。雨のことも忘れ楽しく取材ができました。では、また来ますね~(事務局K.I.)