４歳６ヶ月で毎晩のようにおねしょをします。

先生からのコメント

昔はおねしょをすると布団まで濡れました。それをそのまま干すものですから、「大きい世界地図が干してある」と言ったりしたようです。今では、マットも色々と工夫されているようで、シーツは濡れても布団は大丈夫みたいですね。それでも毎日となると、洗濯も大変ですよね。そうなればどこのお母さんもニコニコはしていられないのでは？「その通り～！」なんてうなずいているお母さんも多いと思います。
おねしょの理由には色々あるようですが、一般的には膀胱の大きさによると言われます。つまり、膀胱がおしっこを朝まで貯めておけるような大きさになっていないので、おねしょをするということです。それに加えて、排泄というのはリズムに左右されることが多いので、夜中におしっこをするリズムになっているのかもしれません。膀胱に限らず身体の発達には
個人差があります。４歳半ばといえば、それが大きい時期かもしれません。４歳代ではまだ３割の子どもがおねしょをしているとも聞きます。
Ｋさんは、おねしょを止めようとして夜中にお子さんを起こしたりすることはありますか？もしあるとしたら、それは今晩からでも止めたほうがいいです。夜中に起こすことがおねしょを長引かせる最大の原因だという人もいます。夜中に起こしておしっこをさせれば、確かにおねしょは少なくなります。しかし、そのリズムを作ってしまうことになる上、何より睡
眠のリズムも壊すことになります。ぐっすりと朝まで寝かせてあげて下さい。
夜に水分を摂らせないと書いてあるので、それはそのままでいいと思います。ただ、摂らせないというよりも「控える」というニュアンスでいて下さい。むしろ、朝から昼過ぎまでの水分の摂る量を多くすることを意識されてはいかがでしょう。
怒ること・・・Ｋさんもご自分でわかっていると書いていますが、怒ってもおねしょは治ることはありません。余計に長引かせることになるかもしれません。怒りそうになったとき、大きな声を出しそうになったとき、それをグッと飲み込んで一呼吸おいてみてください。怒りたくなる気持ちと、怒っても仕方ないという気持ちとのジレンマがあり、それだけでも疲れてしまいそうな毎日かもしれません。けれど、子どもさんが大きくなれば笑い話。それまで、どうか待ってあげてください。
(2005.8)