相談内容

最近はお友だちをすぐ噛むことが増えています。

分類
噛む
年齢
2歳~3歳 

2歳10ヶ月の女の子のことです。娘はあまり口が達者なほうではなく、そのせいかお友だちと遊ぶ時でも言葉より行動のほうが先に出るようなタイプです。その言葉も最近はだいぶ普通になってきたので一安心しているのですが、最近はお友だちをすぐ噛むことが増えています。噛みつくというような強いものではないので、相手の子どもが泣いたりケガをしたりすることはありませんが、見つけるたびに止めるように注意しています。言う事は理解できていると思うのですが、なかなか直りません。

2011-01-15 掲載

先生からのコメント

言葉がゆっくりだったことで、お母さんも随分心配された事と思います。お子さんの言葉に関する相談は多いのですが、本当に個人差が大きいということを、こういったお話を聞くと改めて感じます。
さて、お友だちを噛むということですが、あまり大げさに気にしないであげて下さい。最近になって言葉の問題もなくなってきて、以前にも増してお友だちに関心が向いているのだと思います。以前よりもお子さんの世界がどんどん広がり、いろんなものに興味を示すことが多くなったのを、お母さん自身も感じておられるのではないでしょうか。
お友だちを噛むことも、親近感の表現と言っていいでしょう。お母さんの立場としては、止めさせたいということでしょうが、その場で手を出したり叱ったりして止めさせるのはどうかと思います。(もちろん、ケガになるほど強く噛み付いていたら、引き離す必要はあります。)
お子さんがせっかくお友だちや周囲への興味を増やしているのですから、それを妨げないことを一番に考えてあげたいです。
お子さんのしたい事を言葉で出せるように、少しづつうながしてあげるのはどうでしょうか。でも、お母さんが何から何まで代弁してしまうと、お子さんはそれに慣れてしまって自分の言葉を持たなくなってしまいます。お母さんがゆったりとした口調を心がけてあげると、お子さんも落ち着いてそれを聴くことができるのではないでしょうか。
現代では、子どもがなかなかお友だちと遊べないという悩みを抱えているお母さんも沢山いらっしゃいます。お友だちと仲間関係を築くためには、外の世界に興味を示し、それに向かっていくことが基本ですし、それを見守るお母さんの存在も大切です。今が始まりかも知れませんね。どうぞ楽しい子育てを!