相談内容
何事にも積極的に取り組む子どもになってほしいのですが、
- 分類
- 性格
- 年齢
- 4歳~5歳
4歳の男の子なのですが、とても怖がりで引っ込み思案の性格です。私と夫はどちらかと言えば積極的で、知らない人でも平気で友だちになれるタイプかもしれません。しかし、息子は人見知りが激しく、知っているお友だちでもなかなか輪に入っていくことができません。公園にあるすべり台やブランコも怖がって嫌がります。以前、高い所から落ちそうになったことがあるので、その影響があるのかも知れません。できれば何事にも積極的に取り組む子どもになってほしいのですが、どうやって変えていったらいいでしょうか。/N.O.
先生からのコメント
認めて受け入れることが大切。
怖がりで引っ込み思案のわが子。でもご自分は正反対の性格となると、時にはイライラすることもあるでしょう。でもN.O.さんの文面からは、わが子を大きく受け入れて、ゆったりと見ている様子がうかがえます。
最初の「人見知り」「輪に入れない」ということから考えてみましょう。人見知りは8ヶ月頃から始まります。年齢が進むにつれて徐々に少なくなっていきますが、大人になっても人見知りをする人が大半です。4歳では人見知りが激しいのが当たり前・・・と思っていてください。輪の中に入れなくて周りをウロウロしていても、視線はお友だちに向いていることも多いはず。お友だちから誘いの声がかかったら、お母さんも一緒にその輪の中に入ってあげてください。
次に、すべり台やブランコを怖がるということについて考えてみましょう。恐怖を乗り越えるためには逃げていてはダメという考え方があります。確かに一理あると思いますが、それも限度というものがあるでしょう。逃げ道を塞いで無理やりさせると、余計に恐怖心を植えつけることにもなりかねないからです。落ちそうになった経験のことがありましたが、怖がっている理由よりも、「今、そこで」怖がっている気持ちを受け止めてあげることが大切です。それには、優しい言葉掛けとスキンシップが基本です。それを大事にした上で、ゆっくりと挑戦させるようにするのは良いと思います。
4歳ぐらいになると、好き嫌いや興味の対象の違いが、かなりはっきりと分かれてきます。遊具やおもちゃはもちろんのこと、お友だちに対しても好き嫌いは出てきます。まず大切なのはその気持ちを肯定し、認めてあげることです。お母さんに否定されて認めてもらえない子どもは、一層かたくなになってしまいます。難しいことかもしれませんが、とても大切なことだと思います。