相談内容

テレビを見せ過ぎると、話すのが遅れると聞きました。

分類
しつけ
年齢
1歳未満  1歳  2歳~3歳  4歳~5歳  6歳以上 

テレビを見せすぎると、話すのが遅れるということを聞きました。友だちに聞いても、それを聞いたことがある人とない人と分かれます。テレビを見せることが悪いとは思いませんが、見せすぎるのは悪い影響が出てしまうのでしょうか。どのようにしていくべきなのでしょうか。

2013-10-15 掲載

先生からのコメント

テレビ脳とかゲーム脳という言葉をきいたことがあります。いつもボーっとしていたり、感情面で問題が出たりすると言います。まさに「悪い影響」の代表かもしれません。「テレビを見せすぎると、話すのが遅れる」というのは、ここでも以前にお話をしたことがあるかもしれません。ただし、テレビやビデオそのものが悪いのではありません。子守代わりにテレビやビデオを見させ、しかもそれが長時間にわたる場合には、お母さんとの大事なコミュニケーションがなくなってしまう。そのことが問題なのです。テレビを親子のコミュニケーションのきっかけとして利用すればいいのです。そのための基本は、親子で一緒に見ることです。
ある調査によると、いつも親がいっしょに見ている子と一人で見ている子では、テレビを見て楽しむ反応がはっきりと違うそうです。つまり、いつも親子で一緒にテレビを見ている子どもは、テレビを見てよく笑ったり喜んだりすることが多いそうです。赤ちゃんはテレビが好きなので基本的にはひとりで見ることもできますが、だれかといっしょに見てもらうほうがもっと好きなのです。
親子で一緒に見ることを基本とすれば、テレビの見させっ放しやつけっ放しもなくなるはずです。しかし、毎日が忙しいお母さんたちですから、そんなにいつも一緒にテレビを見ていることもできないでしょう。だとすれば時間を設定してあげてください。上記と同じ調査によれば、約8割の赤ちゃんが1日1~3時間ほどテレビを見ていることがわかりました。平均は2.1時間となっており、多くのママたちはテレビを見せることに気をつけていることもわかしました。
テレビは色々な情報を提供してくれます。時には子守り代わりになったり、しつけなどの面で役に立ったりすることもあります。テレビと上手に付き合っていくことができれば、子育ての助けになるはずです。そのためには、なるべく親子で一緒に見るようにし、時間を考慮することが大切でしょう。