相談内容
泣いて抗議するようなこともあります。
- 分類
- 泣く
- 年齢
- 2歳~3歳
3歳男の子についてです。何事にも嫌がるし、テコでも動かないといったことがよくあります。してはいけないと言う事をわざとやり続けたり、エスカレートしているようにも思えます。泣いて抗議するようなこともあります。その度に叱ったり、なだめたり、放っておいたりと色々しますが、あまり効き目がないようです。このままで良いのかどうか不安になりますし、子どもとどう接していいかわからなくなっています。育児書や友人からの話で反抗期があるのは知ってはいましたが、実際に自分の子どもに起こるとどう扱っていいのかわからなくなります。
先生からのコメント
昼夜問わず世話に明け暮れる乳児期をやっと過ぎたと思ったら、もう反抗期。こういうお話を聞く度に、子育ては本当に大変だなと感じます。子どもが3歳になるまでには、人見知りや赤ちゃん返り、かんしゃくや大泣きなど、親にとっては困ってしまうことも多いですが、子どもがすくすくと育っている証ですし、どれも意味のあることです。お便りにある反抗期も同じですね。お子さんがここまで成長したことを、子ども自身が証明してくれいるのです。その意味は、自己主張です。お便りには「叱ったり、なだめたり、放っておいたり」と書いてありますが、まずは「何がしたいの?」「どうしたいの?」というように、お子さんの言い分を優しく聞いてあげてください。もちろん、このぐらいのお子さんは言葉での表現は不十分ですので、「~は嫌だったのね」「自分でしたかったんだね」など、お母さんが子どもの気持ちを代弁してあげることも必要です。
生活習慣に関することに対する反抗に皆さん手を焼かれているようです。食事ならばその時食べなくても、後でお腹が空けば様子でわかったり、子どもが自分で言ってくるでしょう。大人の気持ちとしては「だからさっき言ったじゃない」とか「最初から素直に言いなさい」と、つい言いたくなります。こう感じるのは当たり前のことなんですが、口に出すのはちょっとこらえて下さい。思い切り自己主張した後に、素直になって甘えられる環境が必要なんです。ただ、お風呂や歯みがきなどは、毅然とした態度で接する事も時には必要です。
どんな反抗にしても、お子さんは何かを主張したいのですから、まずはその気持ちを汲んであげるようにしてください。叱る・なだめる・放っておくような対応をするにしても、お子さんが何を主張したいのかを汲んであげて、見守ってあげるような気持ちを持ってあげてください。そして、後からお子さんが素直に言ってきた時は、お母さんの自己主張は控えて接してあげてください。
(2004.1)