相談内容
インフルエンザと予防接種
- 分類
- 保健
- 年齢
- 1歳未満
こんにちは。8ヶ月の子どもがいます。子どもが生まれてから初めての冬を過ごします。気になっているのはインフルエンザです。インフルエンザにかかると、インフルエンザ脳症になると聞きました。かからないためには予防接種が必要だと思うのですが、それには副作用があると聞きました。実家に母に相談すると、副作用が怖いから注射はやめなさいという答えでした。ママ友仲間の間では、予防接種を受けるのと受けないのとに分かれていて、その家の考え方とか事情とかいろいろあるようです。うちは主人に聞いてもさっぱり分からない人なので、私ひとりで決めなくてはいけません。どちらも怖いのでどうすればいいのかと考えています。(H.T)
先生からのコメント
こんにちは。先日テレビを見ていたら、インフルエンザをはじめとする感染症の専門家が出演していました。その方は、「ワクチン接種は予防のためではあるが、それは重症化を予防するためのものである」と話していました。それを見ていて、H.Tさんがおっしゃっているインフルエンザ脳症のことが頭に浮かびました。
お子様自身が外出をしなければ、外でインフルエンザをうつされる心配はありません。しかし、ご両親はそうはいきません。少なくともどちらかは毎日働きに出かけているわけで、外でインフルエンザにかかることもあれば、ウィルスを持ち帰ることもあるはずです。それによってお子様が感染するということは十分に考えられます。そのリスクは防ぎようがないのも事実です。だとすれば重症化を予防するという考え方もできます。大人より子どものほうが、重症化しやすいとも聞きます。これが予防接種によって防ぐことができれば、それはひとつの安心材料となるのではないでしょうか。
予防接種を受けたほうがいい、受けないほうがいい、このどちらかを決めることは私にはできません。最終的にはかかりつけのお医者さんに相談し、感染時のリスクや副作用のリスクなど色々と知ったうえで、やはりご主人とお話をされたうえでお決めになるのがいいと思います。
/横畑泰希(発達臨床心理士)